Lily magnoliaの花言葉

私の言葉を私の時間で

2019.1.26 No.29 別に…

限度はたしかにあるけど

 

あなたは優しいから

 

あなたに言われた言葉で傷つくことは

あまりないのかもしれない

 

ただ

あなたが時々、私に見せる

 

目を閉じても消えない仕草や

言葉の後に残るかすかな苛立ち

背中に感じる冷たい空気

横顔しか見せない張り詰めた時間

指先から溢れる渇いた感触

 

そんないくつもが

私の肌を通して心に沁みて

そんなほんの一瞬が

私の心に傷つけるの

 

でも

こんな、言葉では伝えられないことで

少しずつ傷ついても

抱きしめられたときに感じるあなたの体温が

私の小さな傷を癒してくれる

 

傷がゆっくり癒てく感覚は

冷めた私の心をゆっくり温めてくれてるようで

こんないくつもさえ

いつまでも愛おしいの

 

あなたは優しいから

 

だから

こんな私の気持ちに気づかないでいてね

2019.1.19 No.28

振り子のように揺れる心は

好きと怖いの間で揺れて

二つの気持ちをいったりきたりする

 

大好きだった昨日が

大嫌いな今日になる

 

定まることのない心に

いつも不安で  この心が重たいから

だから時々

遠ざけてみたくなるんだ

本当は誰よりも引き寄せて抱きしめていたいのに

 

不機嫌なのは君が嫌いだからじゃなくて

大きく音を立てて揺れる心臓の音が

僕を不安にさせるからなんだ

 

君がいつかいなくなるのか

ぼくはいつか消えてしまうのか

 

君の心の中から

君を想うぼくの心の中から

2018.12.31 No.27

暮れにしては暖かく穏やかな陽の光に包まれた日

未来を感じる一日です

 

愚かでした。

何かの強い力が  私の見えない所で働いて

私を望まない場所へ引き入れようとしている

そんな愚かな考えに囚われ

自分の心さえ  私の願いさえ  意志さえ

見失い

大切な人の声さえ  聞こえず

愛する人の言葉さえ  わからなくなってしまっていました

 

大好きだった大きな手  細くて長い指から届く温かいぬくもりを  あの時なぜ  忘れてしまったのでしょうか

 

自分で決意することを忘れ

自分で選ぶ覚悟が出来ず

ただ  一瞬の迷いに耐えることが出来なかったのです

長く  遠く  深く  冷たい  未来には  何もなく

ただ一瞬の苦しみに耐えることが出来ず

何よりも大切なものを自らの手で失いました

 

そんな過去が許せなくて

これまで受け入れられずにいたのでしょう

 

気付かされたのは

私があなたの思いを遮るために放った言葉でした

「あなたは前に進んでる」

 

許さなければ  人は赦されないのですね

 

前に進めない人生は  ただ虚しく

前に進まない私は  誰の人生も生きていない

 

「私は前に進む」

 

残されたものは残された命を精一杯に生きるのだ

そう  この穏やかな陽の光が教えてくれた気がします

 

大好きだった大きくて細く長い指に私の手は包まれていた瞬間を思い出し  

私は前に進む勇気をあなたからもらっています

 

思い出が  私を未来へ導いてくれます

過去が  私を強くするのですね

 

暖かく穏やかな陽の光に包まれた今日は未来を感じる一日です

 

いつまでも  大きな手のぬくもりは忘れることが出来ません

 

私を守ってくれる大きな手は

私の大切な人の手です

 

愚かな私を  いつも  暖かく包んでくれる

私の大切な人です

 

大切な人が

いつまでも  幸せでありますように

2018.4.29 No.26 勝者と敗者

この世の中

 

勝者と敗者は永遠に交代し続ける

 

どちらに入れ替わっても

 

どちらも気づかない

 

勝ったのはだれか

 

真の勝者とは

 

負けたのはどちらか

 

敗者とは何者か

 

勝ち負けを繰り返す人生は永遠に続くのか

 

 

この世の中で

 

人の心をすり減らす

 

勝敗の定まらない争いはしたくない

 

わたしは

 

共に生きるために戦う

 

 

 

2018.4.14 No.25 空を飛ぶ鳥

うまくいかない

うまくいかない

うまくいかない

 

どうしてなんだ

なにがいけない

なにがちがうんだ

 

力一杯 歯を食いしばって

涙が溢れて落ちそうになるのをこらえるほどに

もう、だめだ  

と 何度と思う

 

張り詰めた時間に

こらえきれず顔をそらし

見つめた窓の先には

空を飛ぶ鳥がいた

 

飛ぶ鳥の羽の先から聞こえてくる音が

心に響く

 

そんなに力んでつらかろに

力を抜いて 力むのをやめんかえ

 

一粒溢れた涙のあとに

冷たい空気が身体を巡る

 

そんなに力んでつらかろに

力を抜けば 知恵もでる

 

 

 

 

2018.4.6 No.24 ボーダーライン

進学

就職

結婚

出産

昇進

出世

 

人生の数々ある選択の時

目の前を塞ぐ

ボーダーライン

 

最低点に達しない者は

存在さえ認められず切り捨てられる

勝者と敗者を分ける

合格ライン

 

世の中の言われるがまま 流れのまま

誰かが決めたボーダーラインだけを

なぜ信じていたのだろう

誰に決められたボーダーラインに

向かっていたのだろう

 

ボーダーラインという合格ライン

超えなければならない当たり前の世の中では

何のために越えるのかなど無意味だと思うほど

心がねじ曲がる瞬間がある

 

全てが決まりきった 選ぶことのない選択肢を見つめるあの頃のわたしの目では

ボーダーラインは霞んで見えていたのかもしれない

 

限界点はわたしが決める

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018.4.2 No.23 生きるってこと

過去は過去

 

未来はまだ来ない

 

生きるのは今

 

過去をいい思い出にできるのも

未来に希望を願うのも

今を生きるわたしにしか出来ないこと

 

わたしは

二本の足でしっかり立って

何にも寄りかからずに

自分の足で歩いていく

これはきっと 生きるということ