2018.4.6 No.24 ボーダーライン
進学
就職
結婚
出産
昇進
出世
人生の数々ある選択の時
目の前を塞ぐ
ボーダーライン
最低点に達しない者は
存在さえ認められず切り捨てられる
勝者と敗者を分ける
合格ライン
世の中の言われるがまま 流れのまま
誰かが決めたボーダーラインだけを
なぜ信じていたのだろう
誰に決められたボーダーラインに
向かっていたのだろう
ボーダーラインという合格ライン
超えなければならない当たり前の世の中では
何のために越えるのかなど無意味だと思うほど
心がねじ曲がる瞬間がある
全てが決まりきった 選ぶことのない選択肢を見つめるあの頃のわたしの目では
ボーダーラインは霞んで見えていたのかもしれない
限界点はわたしが決める