2019.1.26 No.29 別に…
限度はたしかにあるけど
あなたは優しいから
あなたに言われた言葉で傷つくことは
あまりないのかもしれない
ただ
あなたが時々、私に見せる
目を閉じても消えない仕草や
言葉の後に残るかすかな苛立ち
背中に感じる冷たい空気
横顔しか見せない張り詰めた時間
指先から溢れる渇いた感触
そんないくつもが
私の肌を通して心に沁みて
そんなほんの一瞬が
私の心に傷つけるの
でも
こんな、言葉では伝えられないことで
少しずつ傷ついても
抱きしめられたときに感じるあなたの体温が
私の小さな傷を癒してくれる
傷がゆっくり癒てく感覚は
冷めた私の心をゆっくり温めてくれてるようで
こんないくつもさえ
いつまでも愛おしいの
あなたは優しいから
だから
こんな私の気持ちに気づかないでいてね