Lily magnoliaの花言葉

私の言葉を私の時間で

2018.3.11 No.15 いつか、

失恋した彼女が綺麗になったのは

失った  悲しみを抱きしめて眠り

深く愛されていた自分を見つけたから

 

振られた彼が強くなったのは

届かない   想いを抱きしめて眠り

真っ直ぐに愛していた自分を見つけたから

 

彼女も彼も

ひとりで、

あなたを思う気持ちと向きあったから

 

誰かを上書きしていたら

綺麗にも強くもなれないまま

 

 

 

 

2018.3.4 No.14 いろはいろいろ

橙色の反対は青色

 

橙色は青色によって輝き

青色は橙色によって引き立つ

 

 

橙色はわたし

青色はあなた

 

 

橙色のわたしが赤色のあなたと並ぶと

落ち着くのかしら

青色のあなたが青緑のわたしと並ぶと

喧嘩しないのかしら

 

隣合う似てる色は同系色っていうの

向かい合う違うの色は補色っていうの

 

どちらの色も綺麗だけど

どちらの色がわたしに似合う?

 

 

 

 

2018.3.2 No.13 素直に

解ってもらえるかな

伝わるかな

間違ってないかな

 

向かい合って話すのが

嬉しくて  楽しくて  幸せで

なのに  そのはずなのに

 

向かい合って話す  その人の

ガラス玉みたいな瞳の奥は

真っ暗で  何も写らない  

 

だから  いつも

言葉を 選んで  削って  背伸びして

余計なものが絡みつくから

また  素直になれずに別れる

 

解ってもらえるかな

伝わるかな

間違ってないかな

なんかより

ただ「好き」って何度も言えばよかったんだ

 

 

2018.3.1 No.12 夢は暗闇の中にある

過去から届く 答えと

未来へ繋ぐ  手掛かりが

わたしの中に 必ずある

 

夢は光の中にあるのではなく

夢は暗闇の中に  目では見えない場所にある

闇の中を

もがき

彷徨い

傷つきながら

光を信じて闇を掴み  前へ進む勇気がある者か

夢はわたしを見えない場所から見ている

 

過去から届く答えに希望を見い出し

未来へ繋ぐ手掛かりを勇気へ変えるとき

 

夢はわたしの中に 必ずある

 

 

 

2018.2.28 No.11 うずまく

 

覚えていたい

 

覚えていてほしい

 

忘れたい

 

忘れないで

 

戻ってきてほしい

 

もう、待たない

 

 

近づけは  心は乱れる

 

遠ざかれば  心は嘆く

 

 

わたしの心よ

 

ほんとうは  どっち。

 

 

 

 

2018.2.27 No.10 ははからのもらった宝物

笑顔でいなさい

笑っていなさい

あなたには笑顔が一番似合うから

あなたは笑顔が一番可愛いから

 

幼い頃に  大好きな母からもらった

キャラメルについてるおまけのような

わたしの宝物

 

これまで何度も

慰められた

励まされた

 

なのに

あるとき

 

この世が、わたしが、滅びてしまうほどの

悲しみを知ったとき

わたしは笑顔を忘れてしまった

 

笑顔でいるのは  しんどい時もある

笑っているのは   かなしい時もある

 

幼いわたしが  純真な心で受け止めた

大切な宝物

大切の仕方は一つじゃないって気づいたとき

わたしは笑顔を思い出した

 

誰にでもある  よくある話

ただ

あの時のわたしは

この世が、わたしが、滅びてしまうほどの

絶望の中にいた

 

大好きな母の教えはただしい

笑顔でいれば  わたしは幸せで

笑っていれば  周りも幸せで

無理をすれば みんな不幸せになる

 

 

 

 

 

 

 

 

2018.2.26 No.9 とくべつな呼び名

つい  隣に向かって呼びかけてしまう

あのね!

ふと  馴染みの名前が出てしまう

ねえ!

 

周りからすれば  私の独り言

私にとっては  愛しい時間 始まりの合図

 

何万回と呼びかけた馴染みの名前のはずなのに

いまは  もう  声にならない

 

つい  と  ふと  でしか

声にならない

私だけのものだった とくべつな呼び名